彼女の一日の始まりは、小学校のどの子よりも早かった。
 運動神経が悪く、またテレビを見る習慣があまりなかった及川雫には友達ができなかった。
 放課後はいつも牛たちと遊び、家から出ることのなかった雫は、ある日外で遊んでおいでと父に言われてしまう。
 仕方なく公園へと行き、一人でブランコに腰掛ける雫に声をかけたのは、一人の女の子だった。



さよならは遠くに捨てて
・2015.08.16 コミックマーケット88
・日曜日 東地区 "ユ" 36b 川の流れに身を任せ
・文庫サイズ 52ページ
・頒布価格:500円
・執筆者:riverside
・表紙絵:えびねら様
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